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PDA って PADD と似てるし!
24世紀の宇宙艦隊士官はこの PADD を使い、情報を書き込んだり情報を閲覧したり、読書をしたりします。 紙などではなく、こういう電子的なモノに置き換わっている世界です。 また、PADD もそうですがスタートレックでは LCARS をはじめコンピュータの画面はタッチパネルなっています。 とにかく、画面をタッチして何か機械を操作する、というのがカッコよく見えるんですね。 TNGがテレビで始まった1990 年代前半のことです。 そこで、まず最初に購入したのが、タッチパネル式の電子辞書(そこら辺のことはスタートレック的電子ツール(電子辞書編)に)で、あこがれのタッチパネル式小型機械を手に入れましたが、やっぱりこれではもの足りない。 もっと辞書をひく以外の PADD みたいなことが出来るタッチパネル登載の機械が欲しい! そう思っている中いろいろ情報を集めると、タッチパネル画面登載の小型携帯端末があるという事を知りました。 こういう機械のことを PDA と呼ぶということを知るのもこの時です。 PDA(Personal Digital Assistance) って PADD となんか似てるし! 現実にもすでにこういうモノが存在してたのか! とそれは衝撃的でした。 2000 年のことです。 とりあえず、電器店を何件か回ってカタログを集めたり、実際に手に取って見てまわることにしたんですが、なんか Palm ってそんなに高いモノじゃないんですよね。 もともと電子手帳という位置付けらしいので、シンプルな Palm は安い。 それが幸いして、もうその時にでも買う気は全快です。 これが 10 万円に近かったり 10 万円を越えた世界だったら話は違ったでしょう。 タッチパネルで操作できる携帯端末。 PADD みたいな大きさと形。 そして、Palm というのは手が届かない価格帯のモノではない。 これはとにかく買うしかない。 そう心に決めます。 そうです。 Plam でスケジュール管理をするとかいう目的のためじゃなく、最初は単純にスタートレックの PADD のようなタッチパネル画面の小型電子機器が欲しかったんです。 バカです。 PADD についてPADD というのは、Personal Access Display Device の略で、24 世紀において宇宙艦隊士官が、情報の閲覧・記録などに使っている薄型の携帯情報端末です。 『宇宙大作戦』 では “電子クリップボード” というデカくて分厚い機器が登場し、カーク船長が確認書類(書類といっても紙じゃないですが)にサインをするというシーンが見られますが、TNG ではさらに薄型の機器へと進化してデザインも洗練され、ストーリー上でも重要な小道具の一つとなっています。 PADD の主な仕様は以下の通り。
この PADD は 1987 年に米国で放送が開始された TNG にて初登場しました。 今でこそこういう携帯小型端末など珍しくもなんともなくなりましたが、当時 PDA なんてのも世間では普及してなかった頃で、紙に代わる未来の機器という感じで、それはまさしく夢の機械でした。 カーク船長が使っていたコミュニケーター(通信機)が携帯電話の開発のきっかけになったと聞きますが、この PADD も PDA 開発の大きな後押しになったといいます。 これらの噂の真偽は分かりませんが、未来 SF 世界で描かれる夢の小道具が数年経つともう夢ではなくなり、私達の目の前に登場してくるという時代には心躍らされますね。 意味があるのか分かりませんが、以下に PADD と PDA(Palm) の比較してみました。 PADD は一番小型の最も目にするスタンダード・スモール PADD と呼ばれるモノ、Palm のほうは “折り畳み式ではない現時点で最新(2004 年 1 月現在)のモデル” であるソニーのクリエ PEG-TG50 を比較対象としました(機種は順次更新)。
参考資料: 『Star Trek The Next Generation Technical Manual』、 CLIE PEG-TG50 製品カタログ、ウェブ情報。 一部に推測個所あり。
The Making of TNG Props: PADDs(Broadband 300kbps) 上記リンクは Windows Media Player 用のストリーミングです。 Mac 用としては Quick Time で用意してあるので、The Making of TNG Props から辿って下さい。 また、先のページには PADD 以外のプロップの紹介もあります。 興味のある人は見てみると良いでしょう。 後先考えず勢いで買ってしまうさて、買うことにした Palm ですが、最初からカラー画面のヤツと決めてました。 というかカラー以外にはあり得ないと思っていたんですが、当時世の中の Palm はモノクロ機が全盛で、その中で唯一 Palm 社の Palm IIIc という機種だけがカラー画面登載機だったんです。 モノクロの機種が 10,000 円台後半から 20,000 円代という中で、この Palm IIIc は店頭価格で 49,800 円と少々が高くて悩みます。 店頭に並んでいるのはモノクロ画面の Palm ばかり(ちょうどハンドスプリング社のカラー画面の Visor が出るか出ないかという頃)。 いまさらモノクロもないだろうよ、と並んでいる Palm 機に突っ込みを入れてました。 それでも、目の前にあるカラー機の Palm は Palm IIIc のみ。 それならもう答えは決まってます。 PADD はモノクロなんかじゃない! カラーなんだ! そう自分に言い聞かせ、税を入れると 5 万円ちょいするそれを手にレジへ向かいました。 Palm との出会い。 それはこの日 2000 年 12 月 20 日のことです。 Palm IIIc についてこの Palm IIIc の先代に Palm III というモノクロ機種があり、その後 Palm 界で初のカラー画面を搭載した機種がこの Palm IIIc だということです。 カラー Palm の 1 号機だったんですね。 英語版は 2000 年 3 月、日本語版は翌 4 月の発売です。 PDA 使いでこの Palm IIIc を持っている人、結構多いんじゃないですか? 聞くところによると、最初は 「シンプルな Palm にカラー画面など必要ない」「モノクロの画面だけで充分だ」 などという意見があったそうですが、今ではモノクロの画面のほうが珍しく、当時でも一度カラー画面を使うとモノクロ画面は見にくくて、とてもモノクロ機種を使おうとは思えませんでした。 今までの古いユーザーがこれからの新しいモノを拒否しケチを付ける、というのは、どの世界でも当てはまる事ですね。
たわごとCPU が Dragonball ですよ! ドラゴンボール! 龍王(シェンロン)を探す旅から始まった国民的人気のあの有名なコミック・アニメ、とは関係なく、米 Motorola 社が開発しているハンドヘルド機器や携帯電話用マイクロプロセッサーのブランド名です。 今までに DragonBall, DragonBall EZ, DragonBall VZ, DragonBall Super VZ, DragonBall MX1 と発売されたようです。 Z はあるようですが、残念ながら GT はないようです。 Palm IIIc は下から 2 番目の CPU ですね。 現在 Palm の CPU はこの Dragonball から、より高クロック低消費電力の ARM 社のモノに移行(Palm OS 5 搭載機から)しており、これにより Palm でも他の PDA と肩を並べるマルチメディア能力を手に入れているということです。 購入直後の衝撃!?実際に使ってみると、Palm という情報端末はホントに凄い機械だなと感心しました。 PDA なるモノを初めて使う者からしたら、ちょっとしたカルチャーショックです。 他の PDA を使っている人にとっても「なんだそんなこと」というものでしょうが。
普段 Windows でスイッチオンから使えるようになるまで 1 分も 2 分も待つのに、Palm はさっと取り出してさくっと使えてまたさっと消せる。 シンプルな Palm OS が成せる技。 文章入力中でも文章閲覧中でもゲームをしていても、途中で飽きたら電源をブチっと切れる。 PC と比べちゃいけないとは思いますが、やっぱりこういうのが本来のコンピュータの姿であり使い方だとその時思いました。
もっとも、最近はクレードルが別売りだというのが増えてきましたが(このクレードルの値段は、見た目と機能、そして本体との価格比から考えて、ちょっだけ高いなと思っているのは私だけでしょうか?)
ま、実際は日本語の場合はキーボードでの入力と同じく、 それにしても、英語圏の人はホント楽でいいなと思います。 だって、入力した後に “変換” しないんでもいいんですよ。 アルファベットを描いたら描きっぱなし。 Graffiti について他の PDA(手書き入力・キーボード入力)と比べられ、覚えるのが面倒くさいと Palm が忌避される最大の理由であるこのグラフィティーですが、確かにこれはなかなかのクセモノです。 私も最初は頭の中でグラフィティーに変換しないとないとスタイラスペンが動かなかったですし、ある特定のアルファベットが認識されなかったりして、それはそれはイライラさせられるものでした。 たった一行を入力するだけでもうグッタリです。 でも、ある Palm 関係の本に 「グラフィティーを覚えれば、キーボードと同じくらいのスピードで入力できるようになる!」 というような事を書いてあるのを見て、なんかスパイの暗号みたいでカッコいいコイツを 「ぜひ習熟したい!」と思いました。 もともと一人でコツコツやるのが好きな性格も手伝って、毎日毎日 “あいうえおかきくけこ・・・”と 50 音を練習して、2 週間も経つとグラフィティー自体は完全にマスターしてしまいました。 今では意識しないでも自然と手がグラフィティーを描くように。 あまりにグラフィティーでばっかりで文字を入力しているので、“紙” に “ペン” を使って書くときに、ついグラフィティーを書いてしまうという困った症状も。 ただし、未だにキーボード入力のスピードにはかないませんけど。 ていうか、かなう人いるんでしょうか? ところで、世界ではそうでもないけど日本で PDA の中で Palm があまり普及しないのは、このグラフィティーのせいだという事も聞きました。 そのために最近の機種では、Palm も手書き入力ソフトが標準搭載されるようになっています。 また、Palm の上位機種にはキーボードが付いているモノさえあります。 もうグラフィティーなんていう小難しいモノを覚えなくても、書いた文字をそのまま入力できるし、キーボードでパチパチ打っていけます。 今までグラフィティーのおかげでマニア向けというイメージが無きにしも非ずだったものが、特に手書き入力機能の登載でそのイメージが払拭された感はあります。 でも、小さい PDA への日本語の素早い文字入力方法として、それがベストなんでしょうか? もちろん、手書き入力もキーボード入力も、それはそれで便利だとは思います。 私も実際に何度か試してみましたが、手書き入力の認識率の高さには感心するばかりで、紙の手帳のように入力していけますし、一方のキーボードでの入力方法も PC で慣れている人にとっては違和感なく使い始められるでしょう。 英文だけならそれでいいでしょう。 アルファベットは 26 文字でそれ以外は必要としません。 でも、残念ながら我々は漢字という一文字が複雑で画数の多いキャラクターをメインとして、そこにカタカナと英数字を混ぜた日本語を入力していかなければなりません。 手書き入力では当たり前ですが、その字自体を覚えておかないと書けません。 まず文字をど忘れしたら書けないですし、記憶があいまいな字をなんとなく書いてみるなんていうのも許されません(手書きメモソフトを使うのなら別ですが)。 本来の書き順とは違うと著しく認識率が落ちるというのもありますし、どう考えても一文字を書く時間は多くなると思います。 いくら認識率が上がったといっても、たった 26 文字を見分ければいいのと違い、複雑な何万何十万とある漢字カナ混じりの日本語の場合、認識の誤差はそれだけ大きくなります。 キーボードを使ったローマ字入力の簡便さには負けるんですよ。 また、PDA でキーボード入力なんていうのは邪道です。 なぜって、それはスタートレックの PADD にはキーボードなんか付いてないから! というのは冗談ですが、でも、小さなボディーにオマケのように付いている小さなキーボードは、本当にグラフィティーより手書きよりも有利なんでしょうか? キーボード入力が楽なのはフルサイズ(いわゆるテンキー付きのモノという事じゃなく、キートップの面積が指と同じという意味です)での話であって、あのような小さくて隣のキーとの隙間がほとんど無いようなキーボードが、せっかくの手のひらサイズを犠牲にして、付けたコストに見合うだけの快適さを提供するのか。 小さいボディーという制約のために文字入力法としてキーボードを付けられないので、特に Palm の場合はグラフィティーというモノが考えられたんです。 せっかくそれがあるのに、そこにキーボードを付けて、あまつさえボディーを大きくするなんて本末転倒だと思うのです。 入力のし易さを求めた結果のキーボードではなく、あのサイズに収めるために無理にキーボードをくっ付けた、という感を否めません。 その点、グラフィティーはたった 26 文字で書いていくので、手書きとは言っても数が少ないだけに誤認識はずっと少なく、単純な筆跡のために全く手元を見なくてもよく、キーボードのようにローマ字入力していけるのです。 手書き入力とキーボード入力の両方の利点を併せ持つグラフィティーは凄いと思いませんか? 確かにグラフィティーでストレス無く入力できるようになるまでには練習が必要です。 でも、これを嫌だと言って Palm を避けるのは間違いです。 だって、小さい時に字を覚えるためにはノートに何度も書いて練習したでしょう? キーボード主義の人、PC でのタッチタイプは最初から上手く出来ましたか? たった 10 個のダイヤルキーしかない携帯電話で、鬼のように素早く文字を打てる人いますよね? 慣れた人にとってその入力方法は、苦でもなんでもないようです。 小型 PDA の入力方法としてキーボードと手書き認識を否定するつもりは全くありません。 ただ、グラフィティーというのも入力方法の一つとしてあるという事を言いたいだけです。 ユーザーに覚えることを強要するような機械は嫌いです。 でも、残念ながら何でも最初はある程度の練習は必要だと思うのです。 Palm のグラフィティーは、覚えればそれなりに素早く入力出来る方法なので、たった 26 文字、練習するだけの価値はあると思います。 参考 URL: お前ジャマ! あ、やっぱいいじゃん!そんなこんなで、買ってすぐは感動しながらいろいろ使いました。 Palm Magazine という Palm 専門雑誌を買ってきて、付録 CD-ROM に入っているパームウェアを片っ端から試したり、LCARS の画像を表示させて PADD だ! などと遊んでました。 そして、PC のメールを Palm に流し込んで読んだり・・・ で、 しばらくすると、なんとなく飽きてきたんですね、これが。 その間にパーソナル・ネットワーク・プレイヤーを購入したこともあり(もっとも、コイツもすぐに使わなくなるのですが)、次第に主目的がクレードルにセットしての充電だけへと。 もともと目的なくただの PADD へのあこがれで買ったので当たり前です。 机の上で PC モニター横に常に充電満タン状態で鎮座している Palm。 意外とスペースを取るクレードルが、ジャマと思うことさえしばしば。 でも、接続ケーブルを抜いて押し入れへ直行とだけはなりませんでした。 それをやったらオシマイのような気がしてなんとなく。 これが 2002 年ごろです。 ですが、埃を取り払って活用するようになる機会がまた訪れました。 それは、メインページにて独り言というコンテンツのために、ネタを書き留めておいたり、草稿を書いたりするようになったからです。 これがとても人様に胸張ってお見せできる文章ではないのですが、「スタートレックに関する事を書く」というこの独り言が文才もないくせにあるときから楽しくなり、かなり不定期だったものが次第にレギュラー化してきました。 それをいつでもどこでも書けるのが Palm だったんです。
さらに Muchy.com というサイトの存在を知り、Palm にはこんなにソフトがあるのかとビックリしました(知らんかった)。 そこから、電子書籍・ウェブページ閲覧にも使えるというのが分かり、それらによってもう今では手放せない存在になりました。 ようやく私にとっての Palm の使用目的が見つかりました。 主にテキストの読み書きだったんです。 気付くの遅っ! 2003 年のことです。 3 年経ったけどこうして常に手元にあり毎日使っているわけですが、現在の状況を知ると Palm OS も 3.5 である愛機 Palm IIIc が、すでに時代に遅れたモノだという事実にも直面せざるを得ません。 3 年前の機種だから当然です。 Palm IIIc を買った直後に発売されてちょっと悔しい思いをした Visor(カラーのヤツ) の発売元であるハンドスプリング社は、「Palm 社に買収された」 とか 「本家 Palm 社は m515 という機種以後、日本で新機種を出していない(これ、かなりショックです)」 だとか 「Palm OS が 4,5 と続いている」 とかいうのを、もうつい最近知り、さらに 「日本での Palm OS 登載機は実質ソニーのクリエだけになってしまってる」 など思いもしませんでした。 もう Palm のコーナーはクリエば〜っかり。 店頭で最近の Palm を触ってみると、Palm OS 5 登載が主流の今(2004 年 1 月現在)となっては、ますます自分の Palm IIIc は古く見えてきます。 特にあの 320x320 ドットのハイレゾ画面って何ですか!? Palm はもともと 160x160 ドットの画面なんですが、文字を小さくすると漢字が潰れてしまってちょっと読みにくい時があります。 なので、Palm IIIc でフォントは基本的にラージを使用しているのですが、ハイレゾ画面なるモノはスモールフォントでもクッキリハッキリ文字が見えてビックリ! しかも、320 x 480 ドット画面なんてのもある!! CPU クロックもなんか 3 桁になっているし(なにせ Palm IIIc は 16MHz です)。 もはやディスプレイは 256 色ごときじゃなく 65,536 色カラーだし(これはいくらなんでも前から知ってましたよ)、なんと言うか “浦島太郎” 状態なんです。 この 3 年のブランクは大きかった。 ま、これを例えてみるならば、Windows 95 から移行する人はあんまり感動しないけど、Windows 3.1 ユーザーが Windows 95 を飛び越えて移行すると何もかもガラッと変わって感動するという Windows 98 の存在みたいな感じです。 えっ、分かりにくいですか? そうですか。 そうは言っても、便利そうだなと思ったパームウェアが Palm OS 4 以上専用だったり、凝った作りのゲームの動作が重かったりしてガッカリする事がたまにあるものの、テキストの読み書きにおいては別に今使っている Palm IIIc が役立たずな訳でもないんで、ま、それはそれとして今まで通り使っていました。 真に活用しはじめたのはここ 1 年なのです。 まだ別にこのままでもいいかなって。 最新のを見なきゃいいんですよ最新のを。 な・や・み・ま〜すこういうのを横目で見ながら、PocketPC とかザウルスなども店頭で触ってみました。 Palm 以外の PDA は現在どんなもんなのかと思って。 Palm と比べてどうも動作にモッタリ感があったり、目的も Palm はもともとが電子手帳という位置付けなのに対し、向こうはなんかマルチメディア端末といった感じで、良いなとは思いますが、価格と自分の主要目的とを比較検討すると、結局 「やっぱり今のでいいや」 という風になってしまいます。
クリエに対しては 「その値段と機能なら Palm じゃなくても別にいいじゃん」 などという思いでいっぱいで、少なくとも自分にとってはクリエが登載しているような機能(カメラとか動画・音楽再生とか)はあんまり必要としないんです。 もちろん付いてたら便利でしょうけど、あんまり使わないと思うような機能のためにお金を使うのもなんなので、自分の中では Palm の対象には入ってなかったんです。 ま、実際には Palm はもうクリエしかないわけで、そうなると結果的には 「買い替えはいいや」 という事になってました。 ところが、この PEG-TJ25 は本来の “電子手帳” に戻ったらしく、自分にとっては余計なモノはついてなく、シンプルにして安価になったソニーのクリエ。 全 6 色から選べますが、もちろん、買うとしたら PADD に近いシルバーです! 値段もお手ごろだし。 おっ、これでハイレゾ画面を手に!と思いました。 これだけのためです。 これってきっと、Palm OS 4(ハイレゾをサポート) から使っている人はそうでもないんでしょうけど、Palm 3.5 を使っている者から見るとハイレゾはあこがれです。 でも、今では私ももう遊びのためにホイホイと何でも買える状況ではありません。 私も大人になりました。 いろいろな意味で。 そこで、まずはウェブページでレビューを見たりして情報を集めます。 良いですね〜。 次に、店頭に行って実機をゴニョゴニョと触ってみます。 良いですね〜。 そうして、カタログをもらって帰って家でじっくり眺めます。 良いですね〜。 想いは募るばかり。 「これ買おうかなどうしようかな」 「年を越したら値下げされるだろうしな」 と思ってるうちに 2004 年が明け、「もうちょっとだけ待ったら新機種が出て値下げされるだろうし・・・」 などと思いながら 1 月を過ごし、「そう言えば、無線 LAN 導入の可否はもう 2 年越しだしなぁ」とこのページを書いていたら思い出し、「それじゃ、無線 LAN を先に買おうかな、そうなるとなんか無線 LAN 搭載の後継機種が出るみたいだから待つか」「でも、そうなると高いんだろうな・・・さてどうするか」など悩ましく想う 2004 年 2 月吉日なのでした。 04/02/08 追記: 2004 年 01 月 30 日に 2 年越しの懸案事項だった無線 LAN(アクセスポイント)を先に購入してしまいました。 機種は BUFFALO の WLA-G54/P です。これでサブマシンのノート PC がワイヤレス化され、どこでもネットが出来るようになって快適に。 その後すぐに、買おうかどうか迷ってたソニー TJ-25 の後継機種 TJ-35 と新機種 TH-55 が発表されました。 後者の TH-55 のほうは無線 LAN が付いているということ、それなのに 4 万円前後と抑えた価格なのは非常に興味をそそられます。 2 月 14 日発売ということで、今これを書いている時点(2 月 8 日)ではまだネット上の情報を集めている段階です。 実際に発売されて買った人の使用感を読んだり店頭で触ってみたりして、どうするか判断しようと思います(TJ-25 はすっかり興味を無くしちゃいました)。
先に無線 LAN アクセスポイントを導入しましたが、この TH-55 でも内蔵無線 LAN であっけなくネットにアクセスできて快適です。 やっぱり 320x480 ドットという画面の精細さと広さに良い! それと、使い難いとすこぶる評判が悪い Graffiti2 ですが、私の場合は最初は戸惑いましたがそれも 1 日ほどで慣れてしまい、認識率も高まっている Graffiti2 を使った文字入力で何の問題もありません。 みんな Graffiti1 へ戻すという裏技なんて使わないで、少しの間だけ辛抱して慣れればいいのに・・・ ということで、PalmIIIc をこれで退役させて、これから PEG-TH55 を使いたおしていきます。 Palm は Palm としてこのページでこのように書いているからといって、PDA の中で Palm が一番優れているなどと思っている訳ではありません。 Palm は他の PDA と比較して、通信関係とマルチメディア機能が弱いかなと思いますし、そもそも電子手帳という位置付けの Palm と携帯する小型 PC という他の PDA と比べられるのかどうか。 どちらが良いとも言えません。 日本ではソニー 1 社だけというのも不安があります。 だいたいからして、PDA 自体が日本ではあまり一般的なモノではなく、まだ小型電子機器マニアと一部の新しいモノ好きだけといった感じがします。 (参考: 2003年上期、日本のPDA出荷台数は21.3%減)。 欧米ではなんか好調のようですが。 少なくとも、もう子供から大人まで持っていてもおかしくなく、必需品という存在にまでなり、社会に受け入れられている、というモノではないですよね。 同じ小型端末である携帯電話みたいに。 特に私のようにスタートレックの PADD を見慣れている者としては、現在の PDA なんて PADD の足元にも及ばず、まだまだ発展すべきところがある機械だと思います。 PADD を知っているだけに PDA へ過剰な期待をしてしまわないわけにはいきません。 ま、現在の PDA はそれはそれでいいのですが、しかし、ハードウェア的にもソフトウェア的にも「ちょっと違うんだよな・・・」という思いが常にあります。 これ様の端末というのは SF の世界ではよく小道具として登場します。 チャールズ・ペレグリーノの 『ダスト』 という近未来バイオ SF 小説があります。 そこに出てくる携帯情報端末は、大きさは B5 から A4 サイズのノートくらい(あくまで推測です)、小脇に挟んで気軽に持ち歩けるくらいの厚みと重さ、画面はタッチパネルで基本はペン操作の手書き入力、いつでもどこでもたとえ森の中でもワイヤレスでネットと繋がっていて、一度充電したら 1 ヶ月ほどはバッテリーがもつというシロモノです。 アーサー・C・クラーク&スティーブン・バクスターの 『過ぎ去りし日々の光』 という近未来ハード SF 小説には、“ソフトスクリーン” と呼ばれる、前記の端末のような一通りの機能を備えていて、命令は音声で行い使わない時はクシャクシャに丸めてポケットに無造作に入れられるという情報ディスプレイ端末が登場します。 それら端末は今の携帯電話と同じような感覚で、大人から子供まで一人一枚持っており、TV 電話機能を備え、もちろんネット経由でいろんな情報を得られ、PC とは特に意識することも無く高速ワイヤレスでリンクしてファイルを相互に転送できます。 SF 好きのハイテクマニアとしては、こういう端末とそれを普通に使っている社会にはあこがれます。 一昔前、ゲームマニアや知的好奇心を満たす人のため、重くてデッカくて電話をかけるだけの持っているだけでステータス、というパソコンや携帯電話ですが、今では持っていてマニアやオタク呼ばわりされることは皆無です。 パソコンなんて持ってただけで「うぁ、この人ネクラ(死語ですかね・・・)」だと思われる時代があったんですよ。 それで通信なんてやってたら、もう犯罪者扱いですよ。 ま、これはちょっと大げさですが。 今、一般家庭にまで浸透して老若男女それら電子機器を使い、通信・ゲーム・趣味・仕事・インターネットなどと生活必需品に近い存在にまでなりました。 PDA も過去のこれら電子機器と同じ流れに乗っていると考えるのならば、これ様の携帯小型端末が将来なんと呼ばれるのか分かりませんが、かの SF のような端末が登場し、誰もが普通に持っていて活用してる姿が見られるようになるかもしれませんね。 そういう社会の到来を願って止みません。 でも、まだまだ PDA は進化しないといけないよなぁ・・・。 未来の PDA を想像するでは、私が想像する PDA というのは、具体的にはいったいどういうモノなのか。 それは現在の PDA と携帯電話とタブレット PC ・スマートディスプレイが融合したようなモノだと言えます。 タブレット PC やスマートディスプレイというのが出てきた時、「おっ! これは! いいかも?」と思いました。 でも、よくよく調べてみると重さといい、厚みといい、駆動時間の短さ、OS が Windows そのものというのとその値段から、残念ながら PADD にあこがれている私が想像するものとはちょっとズレています。 これは正直言ってただのノート PC からキーボード部分を取っ払ったモノといった感じです。 ですが、惜しいあと一歩!といった感じでもあります。 結局コレはあんまり普及してないみたいですが、せめて、値段が 5 万円以下とかだったらもうちょっとウケたとは思うんですけどね・・・。 そんなことを思いながら、以下に主にハードウェア面ですが、望みの仕様を列挙してみました(シャレの部分もあるので、あまり本気にしてもらっても困りますが)。 まず、現在ある技術と基礎的なものはすでに存在している技術と近々実現しそうだなと思う技術を使った、今すぐにでも欲しいくらいの 2010 年モデル PDA。
次に、未来の技術を使ったホントに自分が望んでいる真の PDA。 2010 年モデルを基本として、それにあとちょっとだけ追加するだけ。 がんばれ 2020 年モデル。
きっと・・・出来るよね!? 参考 URL:
関連リンク集PEG-TJ25 レビューのページ集
PEG-TH55 レビューのページ集
Palm とスタートレックのサイト
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